森田内科クリニック院長の森田義宏です。

6月8日（日）にDPP-4阻害薬の講演会（東京）に行ってきました。今回の講演会は、DPP-4阻害薬が発売されて4年半が経過したのを記念した講演会です。いまや、DPP-4阻害薬は糖尿病治療の第一選択薬になってきた感があります。

今回の講演会は大変勉強になりましたが、一番皆様にお知らせしたいことは、食べる順番によって血糖値の上昇が違うということです。

魚や肉→ご飯、ご飯→魚や肉では前者の方が血糖値の上昇を抑えられます。魚と肉では、脂肪の種類の違いで、魚の方が体には良いようです。

したがって、野菜→魚→ご飯が一番ベストな食べる順番のようです。また、DPP-4阻害薬の作用を最大限に引き出すための、食べる順番でもあるようです。

ちなみにDPP-4阻害薬というのは、薬の名前がジャヌビア、グラクティブ、ネシーナ、エクア、トラゼンタ、テネリア、スイニー、オングリザの8種類あります。これらの薬を内服している人はもちろん、皆様も少し食べる順番を工夫してみる価値はありそうですよ。