内分泌内科とは?

2013年12月4日

森田内科クリニック院長の森田義宏です。

患者さんに時々、「内分泌内科とは何ですか?」と尋ねられることがあります。内分泌の病気なんて言われても、なんのことかよくわからないと思いますが、簡単に言いますとホルモンを作る臓器の病気やホルモンの働きに異常をきたす病気のことです。また、ホルモンとは何かと言いますと、人間が生きていく上で不可欠な物質で、血液中を廻りまわっています。内分泌内科では、首の前面にある甲状腺、大脳の下にある下垂体、腎臓の上にある副腎などの病気を扱います。具体的には、バセドウ病(甲状腺ホルモンが過剰)や橋本病(甲状腺ホルモンが減少)、巨人症(下垂体のホルモンが過剰)、クッシング症候群(副腎のホルモンの過剰)などがあります。あまり馴染みのない病気ばかりですが、甲状腺の病気の方は意外とたくさんおります。また内分泌の病気は、診断することがとても難しいものがたくさんあるということが特徴です。

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