森田内科クリニック院長の森田義宏です。
4月5日から6日まで、今度発売される糖尿病の新薬の勉強会のため、京都に行ってきました。京都は、桜が満開で、大勢の観光客で賑わっておりましたが、この時期にしてはめずらしく、庄内と同じくらい寒い日でした。
今度発売される糖尿病の新薬は、SGLT2阻害薬といいます。この薬は、体にある糖をおしっこの中にどんどん出す薬です。この薬の元になった成分は、なんと150年以上前に、リンゴの樹皮より発見されたフロリジンという成分です。これまでいろいろな研究がなされ、このたび糖尿病の新薬として誕生しました。この薬の最も適する方は、比較的若くて、太っていて(メタボ体型)、腎機能が正常な方のようです。また、副作用としては、頻尿や脱水、尿路および性器感染症などが報告されているようです。もうすぐ発売ですので、いろいろ聞きたい方は、お気軽に御相談ください。