検診が大切なのは、本当なの?

2014年6月28日

こんにちは。看護師の森田ももこです。

糖尿病ははじめは何の症状もありません。症状はないから、放っておいて良いのでしょうか?

答えは、NOです。

 

検診で生活習慣病は早くにわかるようになりました。生活習慣病のひとつに糖尿病があります。

糖尿病は血糖が高くなる病気です。血糖が高くなると、たくさんの悪いことが起きます。
血管では、どのような影響を受けるのでしょうか?

 

実は、血管に過去の高血糖のツケを記憶してしまう「高血糖の記憶」と呼ばれる現象があるそうです。

慢性的な血糖の高い状態では、循環血液中や組織の中で蛋白質の糖化反応が進みます。

糖まみれになり、劣化した蛋白質が血管障害にかかわると推定されています。

 

それはどういうことかと、いいますと。。。

細小血管では、微小な血栓や病的な血管新生がおきて、糖尿病性網膜症や腎症になっていきます。

大血管では粥腫がつくられ、最後は粥腫が破れることで血栓がつくられます。そのため、脳梗塞や心筋梗塞になります。

血管の石灰化も出てきます。合併症がでるということです。

 

症状がなくても、検診を受けることをおすすめします。

そして、糖尿病を指摘されたら出来るだけ早く治療を開始しましょう。

お問い合わせはこちらからどうぞ

otoiawase内科・糖尿病内科・内分泌内科 その他について、お電話でお気軽にお問い合わせください。
電話:0234-43-8701