こんにちは。看護師の森田ももこです。
糖尿病ははじめは何の症状もありません。症状はないから、放っておいて良いのでしょうか?
答えは、NOです。
検診で生活習慣病は早くにわかるようになりました。生活習慣病のひとつに糖尿病があります。
糖尿病は血糖が高くなる病気です。血糖が高くなると、たくさんの悪いことが起きます。
血管では、どのような影響を受けるのでしょうか?
実は、血管に過去の高血糖のツケを記憶してしまう「高血糖の記憶」と呼ばれる現象があるそうです。
慢性的な血糖の高い状態では、循環血液中や組織の中で蛋白質の糖化反応が進みます。
糖まみれになり、劣化した蛋白質が血管障害にかかわると推定されています。
それはどういうことかと、いいますと。。。
細小血管では、微小な血栓や病的な血管新生がおきて、糖尿病性網膜症や腎症になっていきます。
大血管では粥腫がつくられ、最後は粥腫が破れることで血栓がつくられます。そのため、脳梗塞や心筋梗塞になります。
血管の石灰化も出てきます。合併症がでるということです。
症状がなくても、検診を受けることをおすすめします。
そして、糖尿病を指摘されたら出来るだけ早く治療を開始しましょう。